〈性感染症〉

近年、特に若い方の中に、クラミジア・淋菌感染症が増加しています。
他に、梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマなどもみられます。
おりものの異常や外陰部のできものなど、気になる症状があれば早めの受診をおすすめします。

 

 

〈避妊・緊急避妊〉

ピル(経口避妊薬)、子宮内避妊器具の相談をお受けしています。
ピルには副効用(生理の量を減らす、生理痛を軽くする、子宮内膜症への効果、ニキビの改善など)もありますので、ご相談ください。
避妊に失敗した場合は、できるだけ早く緊急避妊薬をのむことで妊娠阻止効果が上がります。

 

 

〈ブライダルチェック〉

風しん抗体検査を含む数項目を行なっています。ご相談ください。

 

 

〈更年期障害〉

女性が閉経を迎える時期は、個人差がかなりありますが平均50才くらいで、その前後5年間くらいを更年期と呼んでいます。
この時期には卵巣機能が急激に低下し、このため、ホルモン中枢のある脳の視床下部からは卵巣を刺激するホルモンが過剰に放出されます。これが、同じく視床下部にある自律神経中枢にも影響を及ぼし、自律神経失調の状態となります。
さらには、この年代の女性をとりまく家庭や社会の環境変化などが加わり、さまざまな症状が出現することがあります。
典型的な症状としては、のぼせ(ホットフラッシュ)、発汗、動悸などの血管運動神経症状があり、加えて、精神症状として、イライラ、不安感、抑うつ気分などが出現します。
こういった症状によって日常生活に支障を来すようになった場合を更年期障害とよんでいます。
更年期の症状がつらく感じる場合は、がまんをせず相談してください。
色々な治療法がありますが、のぼせ、発汗などの血管運動神経症状には、ホルモン補充療法がとても効果的です。
また、女性ホルモン低下による影響として、長期的には骨粗鬆症に注意が必要です。

 

 

〈骨盤臓器脱(子宮脱)〉

子宮や膀胱、直腸などが、それらを支える筋肉や筋膜などの損傷(分娩の影響あり)によって下降した病態です。
治療には、骨盤底筋体操、ペッサリー、手術療法などがあります。
当院では、一部の方にペッサリーの自己着脱の指導も行っています。